登山を始めてみたいけど、どの山がいいのかわからなくて…。
初心者でも余裕を持って楽しめる山はどこだろう。
こんにちは、ミチ(@michi_sotoasobi)です。
山に登ってみたいと思っても、どの山を選べばいいのか検討もつかないのが初心者さんあるあるだと思います。
本格的な登山は不安だし、アクセスが悪いと移動で疲れてしまうし、初めての山を選ぶのは大変ですよね。
そんな方におすすめしたいのが、都心からアクセスが良く、短いルートで、下山後に観光も楽しめる「鎌倉ハイキング」です。
私は鎌倉のハイキングで登山デビューをし、自然の中を歩く楽しさと、体を動かしたあとにおいしいごはんを食べる喜びを知りました。
鎌倉は登山の魅力を手軽に味わえるピッタリの場所だと感じています。
そこで今回の記事では、初心者さん向けの鎌倉ハイキングコースを紹介し、おすすめな時期や持ち物なども合わせてまとめていきます。
これから登山をスタートする方や鎌倉ハイキングに興味がある方へ、参考にしていただければうれしいです。
- 初心者さんにおすすめの鎌倉ハイキングコース
- おすすめの季節と時間帯
- おすすめの持ち物
登山を始めてみたいと思ったら鎌倉へGOです!
初心者さんにおすすめ!覚園寺コース
私が実際に歩いてきた中で、一番手軽に歩けると感じたコースを紹介します。
それは、天園ハイキングコース内にある、北鎌倉駅〜建長寺〜覚園寺(カクオンジ)のコースです。
理由はこちら。
- 所要時間が短い
- 案内板が多い
- ハイキング後に観光できる
所要時間が短い
所要時間はルートのみだと1時間30分ほど。
30分に1回10分程度の休憩を入れれば、約2時間の道のりです。
こんな短くて本当にハイキングできるの?と疑問に思うかもしれませんが、しっかりと自然の中を歩く体験ができます。
また、短いコースだと下山後に観光する体力を温存できるのでメリットが多いです。
初めはハードルを低く余力を残しておくと、歩く楽しさをじっくり味わえると思います!
案内板が多い
低山ハイキングで一番気をつけたいことは遭難です。
紹介したハイキングコースは案内板が比較的多いため迷うリスクが少ないです。
また、休日は多くの人が歩いている点でも安心です。
ですが、所々わかりづらい分岐もあります。
一番の対策は、YAMAPなどの登山アプリで登山計画を作成しておくことです。
迷いやすい分岐や注意点をユーザーさんのコメントで確認でき、当日はアプリで道を確認できるので、より安心して歩くことができます。
YAMAPの山検索で「大平山」と検索し、覚園寺のコース(後に記載)をたどってルートを作成してみてください。
このようなルートになると思います。
簡単に作成でき、当日も安心して歩けますのでぜひ作成してから歩いてみてくださいね。
下山後に観光できる
鎌倉といえば美しい景色や有名な食べ物など魅力がたくさん。
せっかく行くのなら観光も楽しみたいですよね。
私が紹介したコースでは体力を使い切らないので、鎌倉を存分に満喫して帰ることができます。
体を動かしたあとにいただく食事はまた格別です!
疲れた体に沁みます。
ちなみに、鎌倉ハイキングで最も有名なコースは天園ハイキングコース。
大平山という山の山頂を巡るもので、広場でお昼ごはんを楽しむ方が多いです。
ですが大平山は目の前にゴルフ場があり、景色はあまり良くないと思います…。
大平山まで足を運ぶよりも、手前で下山してゆっくりとおいしいご飯を食べるほうが良いと感じたのでこのコースを紹介しています。
もっとガッツリ歩きたい!という方は、天園コースや瑞泉寺コースで調べてみてくださいね。
覚園寺コース詳細
それでは、ルートを確認していきましょう。
鎌倉市公式の案内図を見て、北鎌倉駅→建長寺→半僧坊入口→勝上けん→十王岩→百八やぐら→覚園寺入口→鎌倉宮のルートになります。
「勝上けん」「十王岩」と不思議な名前が並んでいますが、特に心配しなくて大丈夫です!
まずは北鎌倉駅で下車後、歩いて建長寺に向かいます。
北鎌倉駅で買い出しする場合は西口から出て右にあるローソンを利用しましょう。
建長寺までは歩道を歩きます。
やや細い道が続きますが、ショップも多くあるので退屈しないと思います。
建長寺に着いたら拝観料を払い、中に入ります。
境内を見学しながら「半僧坊」という目印に向かって歩いていきます。
仏殿近くにお手洗いがあります。
ハイキング前に行ける最後のトイレなので心配な方は済ませておきましょう。
半僧坊の階段はとても急です。
息を吐きながらゆっくり登ると疲れにくいです。
ファイト!
半僧坊の階段を登り切るとベンチがあります。
ここで景色を楽しむことができます。
今度は境内を抜けて、階段を登っていきます。
階段を登り切ると、いっきに山の中へ。
ここに休憩のベンチがありますのでまた一息つくことができます。
休憩後は、引き続き覚園寺方面に向かっていきます。
急な登りや下りはありませんが、足元に注意して歩いていきましょう。
慎重に。
一番の難所は岩の崖です。
見た目は怖いですがロープをつたえば問題なくクリアできますので落ち着いて降りてみてください。
ロープに体重を預けすぎないように。
迷ったら目的地に向かっているか都度アプリで確認しながら歩いてください。
アプリの準備を忘れずに。
覚園寺方面まで歩いていくと徐々に下りになり、後に市街地に出ます。
街に出たらお好きな場所へ。
ご飯を食べたりお茶をしたりと、特別な時間を過ごされてください。
約2時間の道のりですが豊かな自然を満喫できる登山道です!
事前に確認すること
行く前には、鎌倉市の公式HPをチェックしておきましょう。
歩行規制や注意事項などがある場合があるので、最新情報を確認してから向かうようにしてください。
台風などの悪天候の影響でルートが閉鎖されることがあります。
必ず事前に確認しておきましょう!
おすすめの季節と時間帯
暖かくなってきた春先、涼しくなってきた秋がおすすめです。
春は桜、秋は紅葉と、鎌倉全体が美しい景色に包まれるので最高の思い出になると思います。
夏は暑すぎるのと虫が多いので控えたほうがいいです。
時間帯は午前中から行くのがおすすめ。
低山といえども、暗くなる前に下るのが登山の鉄則。
観光もするならいっそう早めに登って、お昼は下山後に食べるくらいの時間設定が良いと思います。
ハイキング時間を多めに見積もって3時間とし、12:00〜13:00に下山と考えると、北鎌倉駅を9時に出発できるとベストです。
ハイキング時間を見積もる
↓
下山時間を決める
↓
出発時間を決める、の順番は今後の登山でも使えるテクニックです!
また、前日に雨が降っていないことも考慮に入れてください。
ルート上には岩場がありますが、雨天後はとても滑ります。
前日も当日も晴れの日がおすすめです。
おすすめの持ち物
最低限持っていくべきものを紹介します。
- 汗ふきタオル
- 500mlペットボトル2本
- アメやチョコ
- 絆創膏、ポイズンリムーバー、常備薬
- 滑りにくい靴
おそらく半僧坊の階段で汗だくになるかと思いますのでタオルは忘れずに。
飲み物は500mlのペットボトル2本あると安心です。
中身は水とスポーツ飲料のように種類を分けると味変ができて良いです。水は万が一のケガにも使えます。
また、ハイキングの途中でつまめるアメやチョコなどがあると、体力を維持しながら元気に歩くことができます。
大きいパンなどはトンビに狙われる可能性があるので、パッと口に入れられるサイズがおすすめです。
私はよくスニッカーズのミニサイズや、生梅飴を持っていきます。
忘れた場合は北鎌倉駅のローソンで買いましょう!
(出典:amazon)
そして、緊急時の対応として、絆創膏とポイズンリムーバーは持参することをおすすめします。
絆創膏は靴擦れしたとき用、ポイズンリムーバーは蜂などに刺されてしまったとき用です。
ポイズンリムーバーはAmazonですぐ購入できますし、キャンプなどのアウトドアにも必要になる装備です。
この機会に揃えておいて損はないと思います。
補足として、今後登山を始めたい方は早めにエマージェンシーキットを用意しておくと良いと思います。
中身は人により異なるので、山での経験を積みながら自分に合う道具を揃えられるようになるからです。
最初は山雑誌などでおすすめされているエマージェンシーセットを用意し、徐々にカスタマイズしていくと良いですね!
最後に、滑りにくい靴です。
岩場は晴天であっても注意して歩く必要があります。
普段のスニーカーだと滑ってしまう可能性がありますので、登山用の靴が一番安心です。
低山用であれば普段履きとしても使えますし足も疲れづらくなるので、一足あるだけでも重宝すると思います。
私はサロモンのシューズを普段から履いています。
靴ひもを結ばないタイプなので脱ぎ履きしやすくとてもお気に入りです。
鎌倉で登山の魅力を味わおう
以上、おすすめのハイキングコースや時期、持ち物などを紹介しました。
北鎌倉駅〜覚園寺コース
(天園ハイキングコースの短いバージョン)
- 暖かくなってきた春先
涼しくなってきた秋 - 午前中から開始
- 前日も当日も晴れ
- 汗ふきタオル
- 500mlペットボトル2本
- アメやチョコ
- 絆創膏、ポイズンリムーバー、常備薬
- 滑りにくい靴
鎌倉は都心からアクセスが良いながらも豊かな自然があり、本格的なハイキングを楽しむことができます。
自然の中で体を気持ちよく動かすと心もリフレッシュできますね!
鎌倉ハイキングを通して登山の楽しさを知り、今後いろんな山へ登るきっかけとなればとてもうれしいです。
一緒に登山を楽しみましょう!