【2024春】鎌倉江の島で七福神めぐり!当日のルートや御朱印情報まとめ

「七福神めぐり」はご存知でしょうか?

七福神をまつる社寺を巡拝するとご利益がもたらされるといわれ、お正月の行事として各地で行われています。

鎌倉・江の島の七福神めぐりは、お正月に限らず一年を通して参拝することができます。そして七福神専用の御朱印が用意されているのですべて集める楽しさもあります。

私は最近この七福神めぐりを知ったので、一年の祈願として2月の初旬に回ってみることにしました!

当日のルートや御朱印をいただける場所などをまとめましたので、興味がある方へ参考になればうれしいです。

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すべての社寺を参拝できた達成感は忘れられません!思い出に残るお参りになりました。

目次

鎌倉・江の島七福神めぐりとは

(出典:鎌倉・江の島七福神会)

七福神とは、夷尊神(恵比寿)、大黒天、弁財天、毘沙門天、布袋尊、福禄寿、寿老人のことをいいます。

これらの福神を参拝して回ると除災招福・諸願成就がもたらされるといわれ、江戸時代中期にお正月の行事として一般化されました。

鎌倉・江の島の社寺でまつられている七福神はこちらです。

本覚寺夷尊神商売繁盛
長谷寺大黒天出世開運
宝戒寺毘沙門天勝運来福
江島神社江島弁財天金賽富貴
鶴岡八幡宮旗上弁財天芸能成就
浄智寺布袋尊福徳円満
御霊神社福禄寿家禄永遠
妙隆寺寿老人長寿延命
(出典:鎌倉・江の島七福神会)
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この世の願い事が網羅されていますね!

そして、鎌倉・江の島七福神めぐりの特徴はこちらです。

  • お正月に限らず一年を通して参拝できる
  • 福神の御朱印がある

梅や桜が咲く春や紅葉の秋など、観光やハイキングを兼ねておまいりできるのが鎌倉の魅力。

2月上旬の長谷寺

また、福神のお名前が書かれた御朱印が用意されているので、普段の参拝とは異なる特別な感覚も味わえます。御朱印は各500円(江島神社のみ300円)です。

左:江島神社の江島弁財天 / 右:御霊神社の福禄寿
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最後まで回ると「結願」の判がいただけます!

七福神めぐり用の色紙や御朱印帳

(出典:鎌倉・江の島七福神会)

お持ちの御朱印帳にも書いていただけますが、七福神めぐり用の授与品が各種用意されています。

色紙に御朱印をいただくもの、印だけのもの、屏風型の御朱印帳など選ぶ楽しみも満載。授与品は各社寺で購入できるようです

授与品一覧はこちら

浄智寺での説明書き
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屏風型もすてきですね。毎年集めたくなります!
(出典:鎌倉・江の島七福神会)

実際に回ったルート

(元画像:鎌倉・江の島七福神会)

北鎌倉駅付近の浄智寺からスタートし、道なりに鎌倉駅周辺の社寺をグルっと回りました。

その後バスに乗って長谷駅へ。そこで長谷寺と御霊神社を参拝し、最後に江ノ電に乗って江の島へ。

浄智寺

 ↓バス:約10分

鶴岡八幡宮

 ↓徒歩:約5分

宝戒寺

 ↓徒歩:約5分

妙隆寺

 ↓徒歩:約8分

本覚寺

 ↓バス:約20分

長谷寺

 ↓徒歩:約10分

御霊神社

 ↓電車・徒歩:約60分

江島神社
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一番時間がかかるのが江島神社への道です。混雑もしているので難しい場合は江島神社だけ別日でも良いですね。

所要時間

私が七福神めぐりを行った日の状況はこのような感じです。

  • 2月上旬の水曜日
  • お花見シーズンではなく観光客は少なめ
  • ひとり行動のため滞在時間は短め

実際にかかった時間は下記のとおりです。

9:45 北鎌倉駅スタート
前半

浄智寺→鶴岡八幡宮→宝戒寺→妙隆寺→本覚寺

11:30 鎌倉駅周辺でランチ
後半

長谷寺→御霊神社→江島神社

14:30 江の島を出る

お昼休憩を入れて、約5時間ほどかかりました

かなりサクサクと行動していたので、早い方だと思います。休日やお花見などのピーク時は倍はかかりそうな印象を受けました。

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平日でも御朱印待ちの列がありました。あじさいや紅葉の時期は時間を多めに見積もりたいですね。

次に、各社寺の情報を私が回った順番にまとめていきます。拝観時間等は最新情報を参照されてください。

浄智寺

(出典:浄智寺)
拝観時間9時〜16時半
拝観料200円
七福神布袋尊
御朱印場所書院横の御朱印受付場にて
HPhttps://jochiji.com/

仏殿には三世仏坐像が安置され、境内奥の洞窟には布袋尊の石像がまつられています。

​​浄智寺を象徴する苔むした石段や、梵鐘が下げられている鐘楼門など、景観が美しいお寺です。

阿弥陀如来、釈迦如来、弥勒如来
(出典:浄智寺)
布袋像
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御朱印受付に七福神めぐりのパンフレットも置いてあったので、ここでもらっておきたいですね。

鶴岡八幡宮

(出典:鶴岡八幡宮)
開門・閉門時間10月~3月:6時~21時
4月~9月:5時~21時
※御朱印受付時間はHPに書かれていませんでした。夕方までに行かれると確実だと思います。
拝観料(各文化施設は料金必要)
七福神旗上弁財天
御朱印場所正面入って右手、旗上弁財天社にて
HPhttps://www.hachimangu.or.jp/

ご祭神は八幡大神とされる応神天皇・比売神・神功皇后の三柱。

本宮の他にも舞殿や源平池など名所が豊富で、年間を通して多くの観光客で賑わっています。

境内の様子
旗上弁財天社入り口
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通常の御朱印受付は本宮近くですが、七福神めぐりの受付は正面入り口近くですのでご注意を!

宝戒寺

(出典:宝戒寺)
拝観時間10月~3月:9時半~16時
4月~9月:9時半~16時半
拝観料300円
七福神毘沙門天
御朱印場所本堂内寺務所にて
HPhttps://hokaiji.com/

ご本尊は子育経読地蔵として信仰される地蔵菩薩坐像で、他にも仏母准胝観音や七福神の毘沙門天がまつられています。

花の名所としても知られ、秋になると境内中に白萩が咲く萩寺として有名です。

入り口
境内の様子
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本堂へは靴を脱いで上がります。間近で仏様を拝覧することができました。

妙隆寺

(出典:鎌倉観光公式ガイド)
拝観時間10時~16時
※1月のみ9時~16時
(12時~13時は休憩時間)
拝観料志納
七福神寿老人
御朱印場所本堂左手の寺務所にて
HPなし

ご本尊は釈迦牟尼仏。右手にはケヤキ一本造りの寿老人像がまつられています。

境内の様子
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休憩時間(12~13時)は御朱印の受付ができないのでご注意ください。

本覚寺

(出典:鎌倉観光公式ガイド)
拝観時間寺事務9時~16時
拝観料志納
七福神夷尊神
御朱印場所夷堂前の寺務所にて
HPなし

本堂安置の木造釈迦如来 、文殊菩薩、普賢菩薩は鎌倉市指定の文化財になっています。

恵比寿神をまつる「にぎり福」は本覚寺の縁起物として人気です。

夷堂
にぎり福
(出典:鎌倉観光公式ガイド)
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境内は広く日差したっぷりで、ゆっくりと拝観できました。

鎌倉でランチ

本覚寺のあとは長谷寺へと向かうのですが、このタイミングでお昼をいただきました。

本覚寺から徒歩3分の「プッチェリア べべ鎌倉」です。

プッチャと呼ばれるホットサンドがメインのお店。他にパスタやラザニアなども選べます。

ランチメニュー
ランチにはサラダとドリンクも付いてきました。
サルシッチャと焼きリンゴのプッチャ。
チーズとリンゴの甘みがマッチしておいしい。
営業時間11時~20時
ランチ:11時~13時半(平日)
定休日月曜日、不定休
電話0467-55-5848
公式InstagramPucceria BeBè kamakura
ミチ

ワインなども楽しめるおしゃれなお店。ひとりでも入りやすかったです!

長谷寺

拝観時間通常期間:8時〜16時半(閉山17時)
延長期間(4月~6月):8時〜17時(閉山17時半)
御朱印受付時間:8時~16時(通年)
拝観料400円
七福神大黒天
御朱印場所観音堂内朱印所にて
御朱印の混雑期間の対応について >>
HPhttps://www.hasedera.jp/

ご本尊の十一面観音菩薩立像は木造の仏像としては日本最大級(高さ9.18m)。

四季の花々が楽しめるお寺としても人気で、特にあじさいの時期は鎌倉でも有数の景勝地と称賛されています。

2月上旬の梅の様子
見晴台では鎌倉の街並みが見渡せます。
イスやテーブルもあり。
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混雑するお寺なので、御朱印受付時間の注意点について確認しておくのがおすすめです。
御朱印の混雑期間の対応について >>

御霊神社

(出典:鎌倉観光公式ガイド)
拝観時間収蔵庫:9時~17時
授与所:9時〜16時半
(境内は撮影禁止)
拝観料収蔵庫:100円
七福神福禄寿
御朱印場所収蔵庫近くの授与所にて
HPInstagram

平安時代の武士・鎌倉景正がまつられています。

伎楽面や田楽面などをつけた10人の面掛衆が練り歩く「面掛行列」は、県の無形文化財に指定されています。

すぐ横を線路が通っています。
(出典:鎌倉観光公式ガイド)
面掛行列の様子
(出典:鎌倉観光公式ガイド)
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福禄寿様は収蔵庫に納められていました。

江島神社

拝観時間奉安殿:8時30分〜16時半
御朱印受付時間:8時30分〜17時(変動あり)
拝観料奉安殿:200円
七福神江島弁財天
御朱印場所辺津宮の御朱印所にて
HPhttp://enoshimajinja.or.jp/

ご祭神は、奥津宮の多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)、中津宮の市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)、辺津宮の田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)で、この三女神は江島大神と称されています。

仏教との習合によって弁財天女とされ、江島弁財天として信仰されるようになり、 芸道上達の功徳を持つ神として仰がれています。

奉安殿
御朱印所は辺津宮の近くにあります。
(出典:江島神社)
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七福神めぐりの最後であることを伝えて、「結願」の印を押してもらいましょう!

帰りはモノレールがおすすめ

(出典:湘南モノレール)

江の島から帰宅の場合は湘南モノレールがおすすめです。

  • 約15分で大船駅に着く
  • 江ノ電の混雑が避けられる
  • アトラクション感覚を楽しめる

大船駅は北鎌倉駅のひとつ東京よりで、乗り換えに便利なターミナル駅です。

江ノ電の混雑を避けながらも、ジェットコースターのようなアトラクション感覚を味わえると密かに人気の乗り物。豊かな緑の中を颯爽と駆け抜けるので、ぜひ窓際に座ってみてください。

下記の動画を見てから乗るとさらにおもしろいと思います。

湘南モノレール「湘南江の島駅」。
江ノ電の裏手にあります。
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大船駅前のルミネには鳩サブレーの豊島屋や、鎌倉まめやがあります。お土産も買って帰れますね!

鎌倉・江の島七福神めぐりの注意点

  • 小銭を用意しておく
  • 御朱印受付で七福神希望と伝える
  • 受付時間に注意

拝観や御朱印には現金が必要です。小銭支払いのお願いが各所でありましたので、事前に用意しておきましょう。

御朱印受付所ではどの御朱印を希望するか自分から伝えます。特に聞かれないのでご注意ください。

御朱印受付時間は社寺によっては明記されていないことがありました。夕方までに着いていると安心だと思います。

ミチ

意外と小銭を使うので、少しずつ貯めておきたいですね。

おすすめの本やアイテム

事前に社寺の歴史を調べていたおかげで、参拝をより深く味わうことができました。

特に役立った本はこちらです。
七福神めぐりで掲載のない社寺は2つありますが、鎌倉の古社寺について包括的に学べました。説明は各社寺1~2ページ程度なので手軽に読める点でも良かったです。

そして、あったら良かったと感じたものがショルダーバッグです。

当日はリュックだったのですが、御朱印帳を取り出す度にリュックを移動させるのがとても手間でした。斜め掛けができるバッグがあれば…と何度も思ったほど。

後日調べてみると、ショルダーポーチとしても使える御朱印帳袋を発見!ストラップは別売りになるそうですが、これは便利そうです。

ミチ

柄もかわいいですね!かなり気になります…。

七福神めぐりでパワーチャージ!

普段は食事や買い物が主になりがちな鎌倉。それも十分楽しいのですが、こんなにも特別な回り方があるんだと感動しました。

普段は訪れない社寺を参拝して回って、鎌倉の違う一面を発見したり。歴史にも詳しくなって、今度はこのお寺に行ってみようかなと夢が広がった気がします。

福神様へのお参りは、健康のこと、仕事のこと、人間関係のことなど、自分の夢を再確認するきっかけにもなりました。

仏様からパワーをもらって、今年も頑張るぞと決意を新たにできる七福神めぐり。毎年の行事として、また来年もやってみたいと思います。

混雑していると一日で回れないかもしれませんので、無理をせず一年かけてのんびりと回るのも良いかもしれませんね。

みなさんの七福神めぐりがすてきな思い出になりますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

ミチ

穴場なカフェを開拓したりとオリジナルな楽しみ方で七福神めぐりを満喫してくださいね!

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