AT小型から限定解除したいんだけど費用はいくら?
どんな教習内容なんだろう。
コツはあるのかな。
こんにちは、ミチ(@michi_sotoasobi)です。
私は先日AT小型二輪免許から普通二輪MT免許に限定解除をしました。
今回の記事では、限定解除にかかった費用や時間、教習の内容などをまとめていきます。なお、普通自動車免許有りの場合となりますのであらかじめご了承ください。
費用については、私は補修が2回追加となったため、合計で約6万円弱かかりました。
教習はバイクの実習が8時限です。
限定解除の印象的な点は、「詰め込み型」であったこと。毎回学ぶ内容が増えるため、自宅での予習やイメージトレーニングが重要と感じました。
下記からは限定解除の全体像をより詳しくまとめています。
事前に内容を知っておくとスムーズに教習を進められると思いますので、これから解除を考えている方に参考にしていただければうれしいです。
- AT小型→普通MTへの限定解除の費用
- 教習時間
- 教習内容
- 限定解除のコツ
ブログ管理人【ミチ】
心配性だけど冒険好きな30代のミチです。
2022年に小型AT、2024年に大型二輪免許を取得し、バイクや登山に挑戦中。
慎重派の私だからこそ見つけた「安心して楽しむ」アウトドアのコツを発信しています。
- バイク歴・キャンプ歴4年
- ゼロから一人でアウトドアをスタート
- 現在は大型バイクで全国を駆け回る
限定解除にかかった費用
私が通った教習所では、限定解除料は約6万円。
AT小型も同じ教習所で取ったので、卒業生割引で1万円引きに。
そして私は補修が2回追加になったので(1時限ごとに約3,500円)、合計で約6万円弱かかりました。
いくつか他の教習所の値段を調べてみたのですが、10万円以上するところもあったりと金額の幅は広いようです。
規定教習料 | 約60,000円 |
卒業生割引 | -10,000円 |
補修教習料(2回分) | 約7,000円 |
合計 | 約57,000円 |
ストレートで普通二輪MTを取得する場合は、自動車免許ありで12万円ほど。私はAT小型を取る際9万ほどかかっていたので、普通MTをダイレクトに取るよりプラスで3万円程度かかりました。
もったいなかったかなとも思いましたが、教習が始まってみてバイクに乗っていた経験がかなり役立ったので、小型から始めておいて良かったと思っています。
もし最初から普通MTだったら、難しすぎて挫折していたかもしれません…。
なにより、費用に関して一番驚いたことは、限定解除の場合保証パックがつけられかったことです(教習所によります)。
補修になった場合は1時限ごとに料金が、卒検不合格の場合は補修1時限と卒検再受講料がかかります。
申込みの際は保証パックが付けられるかあらかじめ確認してみてくださいね。
- 約6万円〜ほど
- 保証パックが付けられないこともある
- 補修などの追加費用を確認しておく
教習時間
必要時限数は8時限で、すべてバイクに乗る実習になります。
正直なところ8時限はとても短かったです。規定時限数に卒業できる人はいるのかと思ってしまったほど…。
とにかく詰め込み型で進んでいくので、自分で予習復習をするか、補修しても良い心持ちでいると良いと思いました。
- 最低8時限
- バイクに乗る実習のみ
- 予習復習が大切
次からは私が受けた教習の内容をまとめていきます。
教習内容
AT小型のときのように、第1段階、第2段階といった区切りはありませんでした。
最初に走行の基本を身につけ、次に一本橋やクランクなどの課題走行、最後に法規走行を習得していく流れです。
1時限目
- バイクを倒す、引き起こす
- 乗り降り
- ギア操作
- 発進と停止
- 外周(2〜3速までのギア操作)
引き起こしをクリアしたら、センタースタンドを立てた状態で乗車姿勢やギア操作を教わります。操作ができるようになったら、実際に発進停止を繰り返していきます。
ある程度走行ができるようになったら外周走行。教官のあとについて、指示通りにギアを変更していきます。
これが1時限目の内容です。最初から盛りだくさんです!
ポイントとしては、引き起こしのコツや、ギア操作を含むバイクの仕組みを学んでおくことだと思いました。
詳しい教習内容や当時の感想はnoteにまとめています。もっと細かく知りたい方はぜひ読んでみてください。
2時限目
- 外周
- 急制動
- コース巡回
前回に続き外周から始まりました。前回教わった乗り降りやギア操作はこれからは自分で行うので、復習やイメトレは大切です。
外周を走りながら、発進→ギア操作→停止を繰り返し行います。
そして外周をスムーズに走れるようになったら、急制動を含めたコースを走ります。
はじめから指定速度の40キロは出しませんが、目標は時速30キロ。急制動の課題を通して、スムーズなギア操作と加速を身につけていく流れです。
この頃からハンドルの持ち方や運転姿勢を意識しておくと、次からの課題走行が楽になると感じました。
3〜4時限目
- 外周
- 急制動
- クランク
- S字
- 一本橋
- スラローム
- 八の字
課題走行をひととおり行いました。
急制動は指定速度の40キロ目標。
クランクは半クラッチにしたり握ったりして速度を調整しながら走行していきます。
一本橋はAT小型の経験が大活躍!ハンドルを細かく動かすバランス調整は、MT車でも通用しました。
そして普通MTになると追加になる課題がスラローム。スラロームをスムーズに走れるようになるため八の字も練習していきます。
太ももでバイクを押す、タイミングよくアクセルをまわす…などなど覚えることがたくさん。
この2時限はこれまでで一番つらいものでした。まだ操作になれないまま課題走行も覚えるので、頭が真っ白になることも…。
最初からうまくやろうとせず、課題を体験する心持ちで受ければよかったなと思います。
課題走行のコツをあらかじめ学んでおくと教習でパニックにならずおすすめです。
5〜6時限目
- 坂道発進
- 課題一通り
- 卒検コース走行
坂道発進を学んでいきます。ブレーキとギア操作の組み合わせなのでやり方を覚えさえすればクリアできました。
そしてみきわめに向けて課題の精度を上げていきます。
いよいよ終盤に入るので、この時点で不得意な課題については教官からアドバイスをもらっておくことがおすすめです。
7時限目
- オートマ車教習
7時限目はAT車での教習になります。
ビッグスクーターはMT車よりも大柄でとても重いです。いつもの課題コースを走りますができなくてもOK。MT車との違いを体感することが目的です。
ギア操作がなく直線距離は楽でしたが、カーブが曲がりづらかったり重さをうまく扱えなかったりとMT車とは違った難しさがありました。
8時限目
- 課題走行
- 法規走行
8時限目は卒検に向けて課題と走行ルールができているか確認していきます。ここでOKと判断されるとみきわめ良好ということで卒業検定に進むことができます。
私の場合、卒検コースを通しで走るのは初めてだったため、ウインカー操作や走行位置がうまくできず緊張のせいか課題もうまくいきませんでした。
結果的に補修が追加に。
残念でしたが自分の中でもできる感覚がなかったのでもう少し練習したい気持ちが大きかったです。
他の方がみきわめ合格していると焦ることもありますが、自分のペースで進もうと自分を励まして進みました。
補修
補修では不得意な課題を改善していきます。
私の場合は、急制動の加速と法規走行。
1回目の補修ではアドバイスをうまく消化できずうまくできませんでした。さらに1回の補修追加に。だいぶ疲れが溜まっていたため少し休んでから2回目の補修を受けました。
雨の教習だったこともあり落ち込みがひどかったです…。
2回目はワンツーマンでみっちり教えてもらうことができ、休んでリフレッシュできたおかげもあって精度を上げることができました。
どうしてできなかったのか原因がよくわかっていなかったことが、時間がかかってしまった理由だと思います。不得意な課題が見つかったら、その場で原因を聞いておけばよかったと思っています。
そしてついにみきわめ良好をもらいました!
あと何回補修になるのか未知数だったため、みきわめが出てとてもうれしかったです。
卒業検定
卒検では一発アウトを避けることがポイントと教わりました。
特に注意したいのは、一本橋の脱輪やスラロームの接触です。
私は一本橋は早めに通過、スラロームは遅めに走ることで、80点で合格できました!
また緊張でおかしくなってしまうと思いますが、待ち時間で体を動かすことをおすすめします。できれば他の受講生と話をしたりしてリラックスした状態で受けられるとベストです。
限定解除のコツ
- 予習復習が大切
- できない理由を分析する
- しっかり休む
限定解除で印象に残ったことは「詰め込み型」ということです。毎回教わることが増えるので、自宅での予習やイメトレでの復習が大切になってきます。
また自分が不得意な課題については、どうしてできないのか考えて具体的に対策を取るのが大切と思いました。
できないことが続くとメンタルがやられていきます…。そんなとき最も大切だと感じたことは、きちんと休むことです。初めてのマニュアル車の場合体の疲れもありますが頭の疲れもとても大きいです。
もう嫌だと思ってもただ疲れているだけのこともあります。
教習後はしっかり休んで、元気な状態で予習復習や対策を考えていくようにしてくださいね。
何度も諦めそうになりましたが、ネガティブな感情が出てきたらゆっくり休んだことで乗り越えることができたと思います!
限定解除でバイクの世界が広がる!
つらいこともありましたが、限定解除できたことでこれからいろんなバイクに乗れることがうれしくてたまりません!
選べるバイクの幅が広がり、高速道路にも乗れて、もっとバイクとの思い出が深くなっていく気がします。
私にとっては難しかった限定解除ですが、AT小型でバイクに乗っていた経験が役に立ったのは幸いでした。バランスの取り方やアクセルの感覚などがすでに身についていたおかげで、ギア操作の習得に力を注げたと思います。
これから受けられる方も、解除できた先の未来を楽しみにしつつ、自分をたくさん励ましながら挑戦してほしいと思います。
より詳しい限定解除のアドバイスは別の記事でまとめる予定ですのでぜひご覧ください。
みなさんが無事限定解除できるよう心より応援しています!