- AT小型二輪免許の取得日数や費用の目安
- 教習所での免許取得までの流れ
- AT小型二輪免許をスムーズに取るポイント
AT小型二輪の免許を取りたいけどいくらかかるの?
教習所は何日くらい通わないといけないのかなぁ。
こんにちは、ミチ(@michi_sotoasobi)です。
この記事では、普通自動車免許を持っている場合の、AT小型二輪免許を取得する際にかかる費用や日数の目安、教習所での流れをまとめました。
私自身が取得した経験から、あらかじめ知っておくと安心だったなと思うことを中心にピックアップしています。
この記事を読めば免許取得の全体像がつかめ、不安なく教習に挑めると思います。ぜひ参考にされてください。
バイクの免許は自動車免許の有無によって費用や日数に差が出ます。
ここでは自動車免許所有の場合をまとめていますのでよろしくお願いします。
AT小型二輪免許の取得概要
初めに、目安となる費用や日数などをまとめていきます。
ここで対象としている教習所は「公安委員会から指定を受けた公認教習所」です。
公認の場合教習所で卒業検定まで受けることができ、普通自動車免許所有者は免許センターでの学科試験なく免許を取得することができます。
詳しい説明は省きますが、迷った場合は「公認教習所」を選ぶのがおすすめです。
詳しくはこちら↓
教習所の『公認』と『非公認』の違いってなに?? – 合宿教習所サーチブログ
ややこしいのが嫌な方はとりあえず「公認教習所」を選んでおけばOKです!
おおよその費用
まずは費用の目安です。
AT小型二輪免許にかかるおおよその費用は「9万円」です。
ネットの情報や実体験から判断した金額ですので参考程度にされてください。
実際私は98,500円ほどかかりました。
教習料金 | 約83,000円 |
安心パック | 約10,000円 |
先行予約オプション | 約 5,500円 |
合計 | 約98,500円 |
安心パックとは、追加で補修や受験が必要になった場合別途費用を払う必要がなくなる、というもの。
私が通った教習所では、補修は最大5時限まで無料、検定不合格の時には補修・再受検の料金が無料という内容でした。
技能教習は教官のOKが出ないと補修を受け続けることになり、このような安心プランに入っていないと追加の費用がかさんでいきます。
技能教習に不安があった私は、あらかじめこのプランに入っておきました。
結局延長することなく進めました…!
先行予約オプションとは、教習の予約を一括で取ることができる、というもの。
現在教習所はとても混んでおり、一回予約できても次の教習まで1週間あいてしまう…ということも多発しています。
それでは運転感覚を忘れてしまうため、一括で取れるオプションを付けました。
現在教習所は非常に混んでいます。できるのなら一括予約オプションをつけた方が、よりスムーズに免許取得できるのでおすすめです。
- 教習自体の料金は9万円前後が多い。
- 技能や予約オプションをつけるとプラス1万円くらいかかる。
必要な教習時間
次に必要となる教習時間を確認しておきましょう。
普通自動車免許所有の場合、AT小型二輪免許の取得には合計9時限の教習が必要になります(1時限は50分間)。
- 技能(実際にバイクに乗る):8時限
- 学科(教官からの座学講習):1時限
この他に、下記の2つのために教習所に行く必要があります。
- 教習が始まる前に受ける運転適性診断
- 最後の卒業検定
運転適性診断とは、運転時の性格的傾向を教官や自分自身が事前に把握しておくものです。合否はないので安心してください。
診断を受け、規定の時限数を受講し、教官のOKが出たら卒業検定に進むという流れです。
- 教習を受けるのは合計9時限。
- その他に運転適性診断と卒業検定に通う。
おおよその通学日数
一日に2〜4時限通えた場合、大体3〜5日ほどで教習を終えることができます。
私は運転適性診断で1日、教習で5日、卒業検定で1日で計7日間通いました。
1日多くて2時限までしか取れず、1日1時限しか受けられないこともしばしば。
7日間の日数でしたが、一括プランを使っても約1ヶ月かかりました。
教習所の混雑はいつまで続くのでしょう…。
- 一日2〜4時限の場合、3〜5日で取得可能。
- 混雑状況により1ヶ月以上かかる場合もあり。
最短2日間で取れる?
AT小型二輪免許は、2日間で取れるプランも存在します。
これは教習所によってやっていなかったりするので、プランがあるのかあらかじめ確認する必要があります。
教習が9時限なので、適性検査や卒業検定を入れても2日間で十分ですね!
私が通った教習所ではこのプランがあったのですが、受けられる条件が「普段から50cc原付に乗っていること」でした。
私は条件に当てはまらず受けることができませんでした。
もし条件に当てはまるのなら、2日間での取得をおすすめします!
運転感覚は日が経つにつれ薄れていきます。できることなら一気に通った方が検定までスムーズに進めるからです。
私の場合は1週間あいただけで感覚を忘れてしまいました。できることなら2日間で受けたかったです。
- 最短2日間で受けられるプランがある。
- 教習所により実施や条件が異なるので要確認。
一発試験ってなに?
二輪免許を取得しようと調べていると、運転免許試験場での一発受験について出てくると思います。
これは教習所に通わず、運転免許試験場で行われる試験を受ける方法です。
合格できれば費用がとても安く済みますし、教習所へ通う手間暇もありません。
非常に魅力的ではありますが、実際合格率は非常に低いです。
よほどのチャレンジ精神がある場合を除き、教習所に通われた方がトータルで安く済むと思います。
教習所に通うのは面倒ですが、手取り足取り教えてもらえるメリットがあります。
- 運転免許試験場で試験を受ける一発受験もある。
- 合格率は低いので教習所に通う方が無難。
教習所での免許取得までの流れ
ここまで費用や日数などを確認してきました。
ここからは、実際に教習所に通うことになったときの流れをまとめていきます。
- 全体スケジュール
- 技能教習当日の流れ
- 学科教習の流れ
- 卒業後の流れ
全体スケジュール
終了後、みきわめ。
ここまで「第一段階」。
終了後、みきわめ。
ここまで「第二段階」。
AT小型二輪免許の教習は二段階に分かれており、3時限目までを一段階、それ以降が二段階になります。
各段階ごとの最後に「みきわめ」があり、教官が次に進めるか判断をします。
みきわめで不合格になると追加で補修が必要になります。
みきわめにスムーズに合格できた場合、最短で教習9時限、プラスで適性検査と卒業検定の時間といったスケジュールです。
技能教習当日の流れ
私が通っていたときの技能教習当日の流れをまとめてみます。
プロテクター装着など準備が多いので、開始30分前には学校へ。
プロテクターは胸、ひじ、ひざに付けます。
この写真の方々のような感じです。
胸のプロテクターの上にゼッケンを付けます。
バスケ試合のゼッケンのような感じでした。
椅子に座って待機。
ルートの確認や教えてもらったポイントを復習しつつ待ちます。
担当教官と一緒に教習を受ける人とご挨拶。
教官からインカム代わりのスマホを渡されるので首からかけます。
支給されたイヤホンをセット。
マスクを付けたままヘルメット装着。
「これに乗ってくださいー。」と指示されたバイクに乗り、スタート!
- 教官一人に対して生徒は2〜3人。
- 教官の後をついて走ったり、指示された通りに走行したり。
- 自動車免許の人たちもいるのでルートが混んでいるとほぼ走れず終わったことも。
教官からその日のアドバイスをもらえます。
質問事項は都度確認しておくと安心。
準備が多く最初は手こずりましたが、すぐ慣れますのでご安心を!
難しい印象が強い二輪免許の技能教習。
ですがAT小型二輪免許は他の二輪免許に比べると簡単だと思います。
AT小型二輪免許で使うバイクはスクーター型のバイクで、アクセルをひねれば進みます。難しい操作は必要ないのです。
私は技能2時限目くらいで慣れることができましたし、他の教習生も早い段階でコツを掴んでいたと思います。
ですが初めての走行はなかなか難しく感じることもあるかもしれません。
ポイントとしては、なるべく近い間隔で予約を入れることです。
それさえできれば、運転感覚を維持したまま教習を進めることができます。
技能で苦戦しがちなのが「一本橋」や「急制動」の課題です。これらのコツについては別でまとめていますので少々お待ちください。
学科教習の流れ
AT小型二輪免許の学科は1時限のみです。
私の場合は技能のシュミレーターが終わった後、続けて学科の時間となりました。
ビデオを見たり、シュミレーターでの運転を復習しながら走行時の注意点を教えてもらいました。
このときに学んだ雨の日走行の注意点は今でも役に立っています。
卒業後の流れ
技能教習も学科も終わりみきわめにも合格したら、いよいよ卒業検定なのですが、卒業検定については長くなってしまうので別記事にてまとめます。
ここでは卒業してからの流れをまとめておきます。
免許交付に必要な書類が配布されます。
どこに行ってどのように手続きするのかも詳しく教えてくれました。
普通自動車免許所有者は学科試験はありません。
書類を提出したり、視力検査や写真撮影の後、免許証が渡されます。
学科試験がないので気が楽でしたー!
AT小型二輪免許取得者の女性比率や年齢層
私が通っていたとき、AT小型二輪免許取得に通っていた方は9割女性でした。
年齢層は高校生から40代くらいまでと幅広かったです。
ちなみに普通二輪以上になると少し年齢層が上がり、20代後半からといった様子でした。
二輪全体の女性比率は2割くらいの印象を受けました。
私が通った教習所は女性専用フロアがありました。ボサボサの髪を気にすることなく着替えできたのでとてもありがたかったです。
AT小型二輪免許をスムーズに取るポイント
AT小型二輪免許は、二輪免許の中でも比較的簡単で取りやすい免許です。
しかしながら自動車免許以来の教習所は勝手がわからず苦労も多いと思います。
私が考える、スムーズに取るためのポイントはこちらです。
- 事前に教習のスケジュールを把握しておくこと
- 技能教習では早めに行き余裕を持って準備すること
- 教官からの指導は都度メモしておくこと
- YouTubeなどでもコツを勉強しておくこと
私の場合は試験といったものが何十年ぶりだったため、その緊張感に耐えきれず行きたくないーと愚痴りながら通っていました(苦笑)。
無事に取れた今ではいい思い出になりましたが、なるべく最短で取れるよう、少し面倒ではありますが自分での勉強もしておくといいと思います。
全体像についてはここでまとめてみましたので少しでも安心材料になれたら幸いです。
もしわからないことなどありましたらコメントいただければと思います。
みなさんの合格を願っています!
AT小型二輪免許で楽しいバイク生活が待っている!
ここまで免許取得の概要を説明してきました。
- 費用や日数
- スケジュール
- 技能教習や卒業後の流れ
- おおよその費用は「9万円」。
- 合計9時限の教習が必要。
- 一日に2〜4時限通えた場合、大体3〜5日で取得可能。
卒業してから思うのが、教習所での訓練がいかに大切だったかということ。
公道に出れば車や自転車、障害物など危険がいっぱいです。
教習所での厳しくも愛のある指導のおかげで、事故を防ぐ運転ができるのだと思います。
通うのは正直めんどうですが、ご自身の命のためにも教習に励んでいただければなと思います。
みなさんの免許取得、応援しております!
昨今のバイクブームもあり教習所は混雑しています。取りたいなと思ったら早めに教習所へ問い合わせしてみてくださいね。